ボイトレ難民の訴え
思い立ったが吉日、書いていきます。
(随分間が空いた更新なのはさておき…)
漫画とは関係ありませんが、ボイトレの記事を書いていこうと思います。何を隠そう、私も数多存在するボイトレ難民の一人です。実際に今ボイトレスクールに二年くらい通って(しかし半分幽霊状態ですが)います。ボイトレスクールに通う前から独学で始めましたので、通算3,4年ボイトレを続けたことになると思います。
注 私は男性です!声域についてはそのご理解で!
さて、高い声が安定しません。具体的に言うと、
①サザンオールスターズの「涙の海で抱かれたい ~SEA OF LOVE~」
の
ラストの「コバルトブルーの~」のサビの部分から転調後の「~愛は死なない」の部分まで
の二番のサビから最後の歌い終わりまで
のBメロからサビの部分
④Mr.Childrenのoverのサビ
etc…
これらの曲の該当する部分が、歌いきれません。しかし、声自体が全く出ないわけではありません。最初の方は歌えるのです。
しかし、歌っていくなかでだんだんきつくなって、最後の方は歌えなくなってしまうのです。この症状にもうかれこれ2年以上悩んでいる気がします。
ボイトレをする以上、結果を私は求めます。そして、私は結果を急ぎすぎているのかもしれません。
ですが、それにしたって1年以上全く進歩がゼロという状況には腸が煮えくる思いです。正直、絶叫しながらところ構わず全てを破壊し回りたいくらいの気分です。
ゼロなのです。ゼロ。
もしも「たった1mmでも」進歩があれば、私は憤慨しません。そこの尻尾をつかんで、何がなんでもくらいついて、次の段階へステップアップするという気概があります。どんなに成長が遅かろうが、目に見える進歩があればそれを少しずつでも続けます。
しかし、私は進歩がゼロの状態を1年続けています。具体的に言うと、
・裏声最高音は変化なし(HiF#)
・ホイッスルボイスが使えるようになったという変化もなし
・裏声が出やすくなった、曲中で取り入れやすくなったという変化もなし
・地声最低音も変化なし(lowFらへん)
・ミックスボイス(ミドルボイス?)の安定感変化なし
ということになります。この内、私にとっては「ミックスボイスの安定感」が一番大事です。これさえなんとかなれば、他はまあ妥協するかくらいの感じなのですが…
これが安定しない!
さっきの例で言ったMr.Childrenのoverに関して言うと、サビの地声最高音はmid2G#になります。
この「mid2G#」を高いと捉えるか低いと捉えるかは、多分それぞれのレンジ(声域)に依存します。簡単に言えば、人によって声の高さって違いますよね?で、それを分けるのが「換声点」です、多分。換声点とは、乱暴に言えば「下から順に声を出していって、声が裏返るところ」です。で、私の体の場合はそれが「mid2Eb」あたりだと理解してます(ただ、これはあくまで自分の感覚なのできちんとしたボイストレーナーに見てもらったら違う可能性もありますが)。
ですので、この換声点(mid2Eb)より最高音が高い(mid2G#)という意味では、私にとってこのoverという歌は高いのかもしれません。
しかしながら、それなら「mid2G#の部分だけ裏声で歌えばよくね?」という話になります。
でも、それができないのです!
mid2D→mid2Eb→mid2F→mid2D→mid2Eb→mid2F
→mid2D→mid2Eb→mid2F→mid2G→mid2→mid2G#→mid2D→mid2Eb
これは、そのサビのメロディの音程を簡単に書いてみたものですが(わかりにくいなと自分でも思います)、つまりこの赤いmid2G#の部分だけ裏声でいけばいいはずです。でも実際にはその裏声さえ出せないのです。その余裕がない。その理由は、もう喉が悲鳴を上げているからです。
私の感覚では、何かつっかえ棒のようなものが途中から邪魔してくる感じです。
サビでは、大体同じパターンを二回繰り返しますよね(コーラスというのかもしれませんが)‽そのうち、一回目は難なくすっと声が自然に出るのです。力みとかは感じません。
でも、二回目になると、「何か喉の中で棒のようなものが上に上がってきて、高い声を出すのを邪魔する」みたいな感覚です。そうなると、大体私の換声点であるmid2Eb以上の声はもうほぼでなくなります。地声だけではなく、裏声も出なくなるのです。
つまり、ミスチルのoverは歌えないし、一般的なJpopはほぼ歌えないということです。
と、小難しい話が続きましたが…
このように高い声がまともに歌えないので、9割方のJpop(言い過ぎか?)がちゃんと歌えません。ちゃんと歌えないので、カラオケに行ってもストレス解消にならず、いつもストレスと自己嫌悪に陥ります(もっとも私の場合練習のために行っているのですが)。
それでも歌うのは好きなので、小手先の技術は伸びます。しかし、基本的な発声(恐らくミックスボイス或いはミドルボイス)がないままにいくら小手先を伸ばしたところで、利き手には説得力のある歌声には聞こえず、感動を与えることはできません。
それがわかっているのに一向に高音は安定せず、焦りだけが募ります。
音楽を聴くのが好きですし、なるべく色んなジャンルの音楽を聴いて多彩な歌い方をできるよう脳内にストックを詰めていますが、前述の理由で意味がありません。
そういった意味でもどかしさが膨らみ、この記事を描いた次第です。
何やっても駄目だぜ、全く!