徒然なりまする。

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声を出す姿勢(ボイトレ)

どうも、ボイトレ難民の者です。

 

実は昨日の段階で発見したことなのですが、一日だけではデータとして不足しているかと思い、今日も同じ現象が確認されたので、報告しようと思います。

ずばり、

 

腕立て伏せの姿勢で発声するとめちゃくちゃ声が出やすい。

 

 

ということです。具体的には、画像のような感じです。

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はたから見ると、大変に間抜けな恰好であり、この体勢で歌っている人がいたら、不審者ここに極まれり、といった感じになるでしょう。

それはさておき、この姿勢だと、今までの苦労は何だったんだ!と拍子抜けするくらいに声がすっと出るのです。何故なのか、自分なりに考えてみました。

 

首まわりや喉に余計な力が入らないから

 

どういうことかというと、ボイトレではよく脱力が大事だと言われます。特に首回りや喉の辺りが。

詳しくは割愛しますが、声を出すとき、喉や首の様々な筋肉が働いているらしいです。そのうち、「必要な筋肉だけ動かせばいいのであり、無駄な筋肉を一緒に動かすと発声の邪魔になる」ということです。

じゃあ「必要な筋肉だけ動かせるよう訓練すればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、発声の時は様々な筋肉が複雑に絡み合って作用しているようで、それを意図的にコントロールするのは極めて難しいようです(自分はそう理解してます)。

自分も、輪状甲状筋や閉鎖筋やら舌骨やら喉仏やら色々調べて知識としては持っています。そして、幾多のボイトレ動画も参照し、対面のボイトレも受けてきました。

しかしながら、自分は脱力しようと意識しすぎて逆に力んでいたのかなあ、と思います。それくらい脱力が難しいということなんでしょう。少なくとも、僕の場合は「脱力して」と言われても脱力できないばかりか、無駄な力みが発生していたのかもしれません。

 

ハイラリだから喉を下げろ、腹式呼吸を意識しろ、口を大きく開けろ、顎を引け、ピッチが高くなる毎に下の支えを意識しろ、舌の力を抜け、etc…

 

全部試しましたが、上手くいきませんでした。中にはちょっとうまくいったものもありましたが、上手くいった気がしただけでした。またすぐに元に戻るのです。

 

思うに、脱力するために「脱力しよう」と思うのは間違いかもしれません。そう思って発声している時点で力みが発生している。

 

ではなぜ、腕立て伏せなら力みがないのか?

二つ理由があるのかなあと思います。

 

①腕や足に力が入り、そこに意識が集中されるため、首に意識を回す余裕がない

②顎を引き、腹に力が入るという発声に適した姿勢が自然な形でとれるため

 

まあ、あくまで仮設なんですがね。

 

一つ目は乱暴な意見ですが、仮に人間が同時に意識できる個所は最大4個とします(適当な仮説です)。そうすると、腕立て伏せ時の姿勢では両手両足の計4つの個所に痛みとか力み的なものを感じます。ここで、最大4個という数字に達します。そのため、首や喉は意識を向けられないので、自然な形で発声できるということです。

 

二つ目は、発声に関して自然な姿勢というものがあります。まっすぐ立って顎を引くといいらしいです。あと腹式呼吸とかよく言うじゃないですか?

それが、腕立て伏せだと自然にできるということかもしれません。ただ、これだと「何で立った時にはそれができないのか」がわかりません。

その点については、立って発声する時のフォームの癖が長年の習慣でこびりついているからかもしれません。そのため、今まで試したことのないフォームで発声したところ、新鮮なニュートラルな発声の形がとれたのかもしれません。

 

で、ボイトレをする人はいっぱいいますが、彼らが躓いてる個所は人によって全く違います。それゆえ、すべての例に当てはまるとは思えませんが、もしボイトレ中の人で、なかなかミックスボイスが安定しないという人がいましたら、腕立て伏せ発声を試してみてもいいかもしれません。