日本へようこそエルフさん。(漫画レビュー)
↑今ならニコニコ漫画で全話見れます。時間が経つと見れなくなるかも?
今回紹介するのは「日本へようこそエルフさん。」です。
まずもって、
絵がものすごく良い。
ということがあります。正直これだけでお腹一杯という感があり、絵だけ見る為に買っても満足できるくらいのクオリティだと言ってもよいと思います。表紙にもなってるエルフのマリアーベル(通称マリー)があまりに可愛く美しすぎます。もうこの娘の写ってる場面を追うだけでも十分楽しめると思います。それくらいの画力があります。
ここで私があーだこーだ説明するよりも、見たほうが早いと思いますので是非ニコニコ漫画へ!ハマる確率はとても高いと思います。
で、ここからは個人的な感想になりますが、特筆すべきは丁寧さですかね。描写の一つ一つに、人情の機敏というと大袈裟かもしれませんが、人間同士の感情の動きみたいなものを体感的にわかってらっしゃるな、という感じが見受けられるのです。そういったことを漫画で表現する場合、その表現の仕方を学ぶ必要がありますが、根本的にはそれをそもそも「わかっている」ことが必要です。個人的はそういうところを重視しているのですが……
流麗としたタッチですね。極端に言うなら、一筆書きみたいな(実際には一筆書きではないと思いますが)。輪郭がそうした勢いのある魅力的な絵柄で描かれていると思います。
ちょっとばかし古めのタッチに見えるかもしれませんが、対象とする象(つまり人体の描き方とか)の説得力がかなり感じられます。それが湧き出てくる暖かみみたいなものに繋がっているのかもしれません。
で、驚いたのが漫画の青乃下さんの正式な(?)連載はこれが初めてだということですね。その経歴にも関わらず、漫画が相当描き慣れているなと感じたのは私だけでしょうか?同じことは「湯神くんには友達がいない。」の佐倉準さんにも感じましたね。
他にはFGOの四コマも描いているみたいです。
主人公のカズヒホとマリーのラブコメを手っ取り早く見たい方は3話と11話がお勧めです。